こんばんは。フリゲ好きが高じてついにレビュー(とまではいかない感想日記)を書き溜めることになりました。
ただただTwitterで呟けるような分量と、オタク口調多めな感想だけが綴られると思いますが、どうかご容赦ください……。
さて、さっそくですが、直近でプレイしたフリーゲームはこちらになります。
・サイコホラー系の謎解き探索アドベンチャーゲーム
◆『ZENO リメイク版』
(紹介とリンクの仕方がこれでいいのか少し不安)
簡単なストーリー紹介としましては、『記憶をなくした主人公二人が、謎の施設から脱出するために出口を目指すサイコホラー手錠AVD』です。(公式の紹介文をぜひご覧ください。)
一週間前ほどからプレイし、本日全エンディング回収することができました!
いやあ……濃い。全ての結末で心がズタボロになりました。トゥルーエンドはもちろんの事、バッドエンドの充実さに拍手喝采です。
好きな人は好きが盛りだくさんで、例えば拷問、例えばカニバリズムなど、万人受けとはいかない癖の強さですが、自分はオールオッケー人間なので楽しくプレイさせていただきました。
※以下ほんのりネタバレを含みます※
◆感想
この手のストーリーではお馴染みの「○れ○わり」は序盤から視野に入れていたのですが、最初にカードリーダーを使用する場面でそれが確信に変わりまして、(もしかして?もしかして…?!)とそこからは一気に進めていきました。このネタ大好きです。
しかし途中から襲ってくる人物に対しては、二階にたどり着くまで気が付かず……クソゥ! この方がフードを脱いだ場面は一、二位を争うくらい興奮しました。(もう一つはあの人が“愛”とは何かを知った“あの”シーンです)
また、当然ながらエンディングによってキャラ達の心境に違いがあるので、トゥルーを見た後にバッドを回収していくと「あのトゥルーのお前はどこにいっちまったんだ…!!」なんて悶絶してしまったり。
作者様にたっぷりと翻弄させられました。つみエンドの救いようのなさよ……
余談ですが、自分、兄弟(兄妹姉弟姉妹)大好きなんです。その要素もあってか好きに拍車がかかりましたね……
初見ではエンドAにたどり着きました。多分これがオーソドックス。
その後バッドエンドから順番に回収していき、最終的に一番好きなエンドはHになりました。
一番収まりの良いトゥルーエンドだからというのもありますが、なにより継乃ハルさんの楽しそ~うな顔がたまらなく好きで好きで。三階のホールを改造する姿は無邪気で可愛かったです。
ちなみに、好きなゲームオーバーは『溺死』です。攻略を見る前にホイホイ缶ジュースを買ってたらあの人が来ちゃったので笑いました。
『終わらない』の絶望感も好きです。延々と繰り返される惨い行為も癖(ヘキ)なので……。
あと他にもココ好きポイントを一つ。演出とグラフィックです。
リメイク版ということで、自分はこの元となった作品はプレイしていないのですが、
ふりーむ!様のスクショからでも分かるように全体の演出とグラフィックの質が非常~~~に高いです。(リメイク元は『第12回ふりーむ!ゲームコンテスト「脱出アドベンチャー部門」銀賞受賞作』)
使用ツールが『RPGツクールVX ACE』というのにもやや驚き。(MVじゃないだと…?!)
ツクールシリーズのマップやスクリプト機能にはたびたび脱帽するのですが、このゲームはその良さを最大限に活用しているなーと感じました。
もうほんっとうに細かいです。物に映る反射光だったり影の作り込みだったり、薄暗くもギリギリ見えるマップの工夫や緊張感を煽る血しぶき、怪しい実験の設備……この作品の世界観を物語るには十分すぎるクオリティでした。
自分はマップやグラフィックの良さに惹き付けられやすいので、こうした強みはとても羨ましいです。あとめっちゃ勉強になります。
システム面では、メンバーが変わるごとにメニューの立ち絵の差分がしっかり用意されていた所に感動しました。
たまに回避不可能な部屋に追跡者が現れて詰むというのもありましたが、全体を通してストレスはほぼなくプレイできるかと思います。
謎解きの難易度も程よく、サクサクと進め2時間ほどでクリアできました。全エンディング回収を含めると3~4時間くらいになるのかな。
ただ、その肝心のエンディング回収で諸々のフラグ要素を取り逃がしていると、後で何度も行ったり来たりする羽目になるので、そこだけ少し大変でした。面倒だと感じたのはそれくらい、ですかね……?
公式HPに攻略のヒントが掲載されているので、コンプリートまでのサポートも手厚いです。公式でヒントがあるのは、本当に、ありがたい……。
◆〆
勝手な偏見にはなりますが、こんな方にオススメだ~!というまとめ
- グロ耐性のある方
- 主人公が可哀想な目に合うのが好きな方
- キャラの関係性萌えも欲しい方
- 物足りないハッピーエンドより充実したバッドエンドが好きな方
近年のAVDの中でも上位に食い込めるような良作だと思うので、気になった方はぜひぜひプレイしてみてくださいませ。
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